心理学から探るラスベガスのカジノの秘密

なぜ多くの人がカジノに夢中になるか、不思議に思ったことはありませんか?過去にどれだけお金を使ったかは関係ありません。そのような人たちは、勝つためにカジノを再訪するのです。勝つ見込みが低くても、大金を使いたくなるような、そんな「究極の理由」を与える。皮肉なことに、それこそがカジノの心理学なのです…。

ネバダ州のラスベガスは有名ですよね。ここは、あらゆる場所に豪華なカジノが立ち並んでいます。でも、ラスベガスのカジノの背後にある「事情」を知っていますか?カジノで待ち受ける高級感。そして幸運を求めて、また行きたくなる…そうさせる最大の理由は何なのでしょう?

  • ギャンブラーの罠 – 皆さんの中には、これまで一度もカジノに行ったことがない方や、映画でカジノの場面を見たことしかないという方もいらっしゃるでしょう。そんな方のために、カジノが存在する理由について知られざる真実をお教えしましょう。世間のほとんどは、カジノがトラップ(罠)であることを理解していません。カジノはギャンブラーを捉える罠なのです。客は大金を使い、楽しみや興奮を得るために幾らでもお金をつぎ込みます。彼らはただ勝ちたいだけなのですが、ほとんど賞金を手にすることなく、どんどんお金を使ってしまうという罠に陥ってしまいます。カジノでいつも勝つことができないことはわかっているのです。しかしながら、負けが込むほどに、次こそは勝てるのではないかという気になってしまいます。大部分のギャンブラーがそうした罠にはまります。負けるたび、勝たなくてはならない理由がたくさん生まれるのです。

 

  •  高級な場の力 – 皆さんは、カジノのポーカーのテーブルやカードはどこでも同じだと思っていませんか? もしくは、どこでも同じスロットマシンが使われていると思っていませんか? その答えは「イエス」であり「ノー」でもあります。確かに、賭けの対象となるゲームやスポーツは同じですが、それぞれのカジノが独自のやり方で客を呼び込んでいるのです。高級感あふれる内装やデザインで人を引きつけ、富裕層の実業家やセレブ、有名人がお金を使うように仕向けています。そうした人々は高級な場の雰囲気に飲まれ、カジノという場を支配し、力を見せつけたいと思ってしまうのです。

 

  •  癒やし効果 – ほとんどのカジノは派手で高級なデザインが施され、広々とした空間になっていますが、どうしてだと思いますか? 経営者や出資者にたっぷり予算があるというだけではありません。ギャンブルしない人も満足させて、癒やしの空間を提供することで、もっと来てもらおうという狙いがあるのです。行きたくなるのは必ずしもゲームが理由とは限らず、場所自体にも理由があります。勝利の感覚を味わいたい人に癒やしをもたらすというのも理由のひとつです。カジノは元気を呼び起こし、パワーをチャージできる理想的な場所と言えるでしょう。広々としたロビーや高いテラス、そして生のエンターテイメントを見るだけでもそうした効果があります。

「ベラージオ」はラスベガスの有名なカジノ施設で、史上最大の利益を稼ぎ出しています。ビル・フリードマンはラスベガスのカジノ経営の権威ですが、実はこのベラージオのデザインや構造は彼の伝統的な理論とは異なります。ベラージオは、ロジャー・トーマスの戦略的なデザインによって現代的な遊技場となっています。整然とした立地や利便性、高級感を特徴としたデザインで、より多くの客を呼び込むという心理学がここにも示されています。しかし、客を引きつけるための特定のパターンやテーマが存在するわけではありません。カジノの古い心理学に従うよりも、イノベーションや現代性を採用するというリスクをとったのです。新しい可能性の力を甘く見ることはできません。